シャンプーの系統別洗浄剤の特徴
シャンプーは、使用されている洗浄剤の種類によって「硫酸系洗浄剤」「アミノ酸系洗浄剤」「ベタイン系洗浄剤」「グルコシド系洗浄剤」「タンパク質系洗浄剤」の5種類に分類をすることができます。
「硫酸系洗浄剤」の場合、最も代表的な成分は「ラウリル硫酸ナトリウム」です。「高級アルコール」が原料名となっている場合もそうです。よく勘違いをしてしまうのが、「高級アルコール」という成分における「高級」の意味です。この場合の「高級」とはあくまでアルコールの分類上の名称であって、人体にとって有効であるという意味ではありません。「硫酸系洗浄剤」は原価が安く、洗浄力が非常に強いという特徴があります。価格の安さから最も多くの種類で使われていますが、体にとって決して優しい配合ではありません。
「アミノ酸系洗浄剤」は、髪の毛の成分と同じアミノ酸によって作られているものなので、髪の保湿効果が大変高くなっています。洗浄力は緩やかであり、刺激が少なく大変肌に優しい成分です。「ベタイン系洗浄剤」は天然成分由来の配合です。こちらも同じく刺激が少なく、髪の毛を柔らかく仕上げてくれるという特徴があります。
「グルコシド系洗浄剤」とはグルコースという糖で作られた洗浄剤です。安全性が高く泡立ちが良いという性質があります。「タンパク質系洗浄剤」とは、シルクやコラーゲンといったタンパク質成分から作られた洗浄剤です。タンパク質は髪の毛の成分でもあるので、ダメージヘアの回復に役立ちます。