シャンプーの洗浄剤の系統
シャンプーが体にとって優しい配合をしているかどうかは、パッケージに付属する成分表示をよく見ることで知ることができます。ですが、この成分表示だけでそのシャンプーのすべてがわかるわけではありません。ですが、だいたいどのような系統の界面活性剤が使われているかによって、かなり選ぶときの参考にすることができます。
シャンプーの成分表示で調べておきたいのが、使われている「洗浄成分」の種類です。洗浄成分にはいくつかの系統があり、よい洗浄成分配合をしているシャンプーほど、洗い上がりの良さがあります。髪質の維持にはシャンプーよりもリンスやトリートメントを重視している人も多いようですが、本当によいシャンプーを使っていればリンスやトリートメントはほんの補助的な役割でも充分なほど、美しい髪質に仕上げることができるのです。
シャンプーに使われている代表的な洗浄成分の系統とは、「硫酸系洗浄剤」、「アミノ酸系洗浄剤」、「ベタイン系洗浄剤」、「タンパク質系洗浄剤」です。現在ドラッグストアなどで市販されているシャンプーのほとんどは「硫酸系洗浄剤」であるようです。
硫酸系洗浄剤のシャンプーは、製造コストが他の系統に比べて大変安価で済むため大量生産品として多く出回っています。しかし、上記の系統の中で最も体にとって危険度の高いものでもあります。敏感肌やアレルギー体質など、肌にトラブルを抱えがちな人は特に、この硫酸系洗浄剤のシャンプーは避けるようにした方がよいでしょう。