硫酸系洗浄剤の危険性
市販品シャンプーの中で、最も多く流通しているのが「硫酸系洗浄剤」を成分としているものです。硫酸系洗浄剤は製造が安価にできるため、海外で大量生産をして輸入するシャンプーの多くで使われています。ですが人体にとっては害となることも多く、問題の多い配合成分であるということも知られています。
硫酸系洗浄剤の問題点とは、洗浄力が過度に高いため髪や頭皮の水分や皮脂を必要以上に奪い去ってしまいすぎるという点です。人の頭皮は皮脂や水分がなくなりすぎると、バランスが崩れさまざまな頭皮のトラブルを起こします。フケやかゆみの原因にもなり、失った皮脂を補おうと通常よりも過剰に脂分を分泌するためオイリー肌の状態も招きやすくなります。
また、肌に触れたときの刺激も強く、生分解性が悪いため排水口にから流された時に環境破壊の原因にもなってしまいます。さらに専門家の中には、硫酸系洗浄剤そのものが人体にとってよくない影響を持つため、肌に触れて浸透することにより長期的な使用後に健康被害となってしまうこともあるという研究結果を発表する人もいます。
最近は男性だけでなく、女性の中にも薄毛や脱毛の症状で悩む人も増えてきましたが、その原因の一端がこの硫酸系洗浄剤のシャンプーではないかという説もあります。もし髪や頭皮の健康を考えるのであれば、この硫酸系洗浄剤を使ったシャンプーを長期的に使うことは、できるだけ避けておいた方がよいと言えます。